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木造建築工法でよく聞く、木造軸組と2×4の違いは何ですか?

木造軸組と2×4の違いについてご説明します。

日本の建築工法は大きく分けて5種類

日本の住宅建築工法は世界的に見て種類が多く、大きく分けて5種類に分けることができます。

木造住宅に使われる建築法は、従来工法とも呼ばれる「木造軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」、鉄筋を使った工法では高層ビルなどに用いられる「重量鉄骨造」、プレハブ住宅に用いられる「軽量鉄骨造」、鉄筋とコンクリートで作られた「鉄筋コンクリート(RC)造」があります。

今回は木造住宅の建築工法である「木造軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」についてご説明します。

 

木造軸組工法とは

木造軸組工法は、柱と柱を水平につなぐ梁と、対角線状にとおった「筋交い」を基本とした工法で、今も昔も日本の住宅で最も多く使われている工法です。

家を「軸組み」で支えるため地震などの揺れに弱く、1997年に発生した阪神淡路大震災で倒壊した木造住宅の多くが木造軸組工法でした。

しかし、2000年の建築基準法改正もあり、建築業界では耐震性を上げるための研究が盛んにおこなわれ、耐震性能は格段に向上しています。

古くからおこなわれてきた工法なので、どこのハウスメーカーや工務店でも扱ってもらえるというメリットがあるほか、家を軸組で支えているため間取りの自由度が高く、大きな窓や出入り口を作るのにも適しています。

さらに、筋交いが入っている部分以外は壁に穴をあける、壁を取り外すことができますので、総改築が比較的簡単になります。

工期は少し長くなりますが、家の軸と屋根を完成させてから壁や床を作っていく工法ですので、早い段階で家の全体的な形が見えて「家を建てている」という実感がわきやすいことも魅力の一つです。

 

2×4工法

メインで使用される部材が2×4インチであることから「ツーバイフォー」と呼ばれる工法で、木造軸組工法の住宅が柱や梁で家を支えているのに対し、2×4は部材と合板で作った「面」で家を支えています。

壁、床、天井がお互いに支え合う箱のようなイメージですので、耐震性が高く地震の揺れも感じにくいという特徴があります。

また、柱を合板でおおって壁を作るため、壁に厚みが出るので気密性や断熱性を高くすることができます。

一方、壁や天井が互いに支え合っているため、強度を保つために構造上必要な壁が出てきますので、間取りなどの自由度は木造軸組工法に比べるとやや低くなってしまいます。

また、工法になれた熟練の職人が少ない、取り払うことができない壁があることから増改築にも制限がかかる可能性が高くなります。

柱を壁でおおってしまうため、木の風合いを楽しむことが難しく、和のテイストを楽しみたいという場合には不向きです。

工期は短く、パネルを下から組み上げていく様子は見ていて楽しいものですが、屋根が完成するまでに時間がかかるため、建築中に雨が降ると構造材が雨に濡れるのが少し気になるかもしれません。

 

間取りや内装にこだわるなら木造軸組構造がオススメ

木造軸組み構造は工期がやや長くなることから建築コストが少し高くなってしまいますが、間取りなどの自由度が高く「見せ梁」がある吹き抜けのリビングなど、木の風合いを活かした内装とも相性がよいでしょう。

増改築も楽なので、将来バリアフリーにリフォームする必要ができたときなどもフレキブルに対応できます。

 

コストを抑えて機能性が高い家を建てるなら2×4がオススメ

木造軸組構造にくらべると間取りの自由度は低くなるものの、工期が短く耐震性や気密性に優れた2×4構造は、コストを抑えながら機能性が高い家を建てることができます。

また、地震保険や火災保険の掛け金も木造軸組構造にくらべる安い傾向があり、断熱性と気密性の高さから空調コストも抑えることができますので、建築コストが低めなことに加えてランニングコストも抑えることができるというのが魅力です。

近年は2×4構造を手掛ける業者が増えてきたこともあり、デザイン性が高く利便性がよい間取りの家を作ることもできます。

 

まとめ

木造軸組構造と2×4にはそれぞれ異なった魅力や特徴がありますが、木造軸組構造でないと実現できない間取りである、2×4でないと求めている機能性を満たすことができないなど制限がないのであれば、1つの工法にこだわる必要はありません。

メリットとデメリットを比較して、じっくり吟味してくださいね。

注文住宅で木造軸組構造か2×4か迷ったときは、弊社にご相談ください。

 

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