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注文住宅で快適に過ごすための、玄関周りに必要な6つのバリアフリー設備

注文住宅で快適に過ごすための、玄関周りに必要な6つのバリアフリー設備をご紹介します。

玄関周りに必要な6つのバリアフリー設備

玄関周りに必要なバリアフリー設備をご紹介する上で、ポイントとなるのが「土間の広さ」です。

玄関ドアをくぐって靴を脱ぐ「土間」の広さは、一戸建て住宅の場合、1.8m×1.8mくらいが一般的な広さと言われています。

収納などで土間が狭くなっていない場合、この広さがあれば車いすでの出入りやUターンも可能ですが、車いすに介助者がついている場合は狭くなってしまいます。

車いすに介助者がついている場合を想定すると、土間の広さは2m×2m程度あると良いでしょう。

では、具体的に玄関に必要なバリアフリー設備をご紹介します。

 

玄関設備1:玄関スロープ

住宅を建てる際、床下に水道の配管などを通すため、住宅の玄関は地面よりも少し高くなってしまいます。そのため、玄関の前には2段程度の階段が設けられていることが多いのですが、車いす利用者にとって玄関前の階段は大きな障壁となってしまいます。

現時点で車いすを利用している人がいないとしても、将来的に利用する可能性もありますので、スペース的に可能であれば、スロープを設置する方が良いでしょう。

 

玄関設備2:玄関ポーチ

高齢者や車いすは移動に時間がかかるため、雨に濡れることを防ぐことができる玄関ポーチを設置すると良いでしょう。

 

玄関設備3:玄関ドア

玄関ドアは、車いすでも開け閉めがしやすい「引き戸タイプ」がおすすめです。
車いすでも利用できるよう、ドアノブとカギの位置は低めにします。
また、ドアを開ききった状態にした時に、勝手に閉まらないよう、開いた状態で止まるものを選びましょう。

 

玄関設備4:上がり框(かまち)

靴を脱ぐスペースと住居スペースの間にある段差が「上がり框(かまち)」です。

高めの上がり框(かまち)があると、框(かまち)に座って靴を履くことが出来るというメリットがありますが、車いすを利用している場合はスロープを付けないと出入りすることができません。
車いす利用の可能性を考えると、上がり框(かまち)の段差はできるだけ低く、後付けタイプのスロープでも対応できる5cm弱抑えたいものです。
上がり框(かまち)を低くした場合は、靴を履くための補助ベンチを付ける、立ち上がりを補助する手すりを付けるといった工夫が必要です。

 

玄関設備5:滑りにくい床

雨で濡れた靴を履いたまま入る玄関の床は、転倒を防ぐために、濡れても滑りにくい材質の床にしましょう。

 

玄関設備6:カメラ付きドアホンと子機

相手の顔を確認しながら来客と話すことができるカメラ付きドアホンは、玄関まで行ってドアを開けて来客対応をする負担を減らすことができます。
離れた部屋にいても急な来客に慌てずに対応できるよう、子機があるとさらに便利です。

 

 

まとめ

注文住宅で快適に過ごすために、玄関周りのバリアフリーで必要な設備をご紹介しました。

玄関が利用しにくくなると、外出に負担を感じ、引きこもりがちの生活になってしまうケースもあります。引きこもりの生活は、運動不足になるだけではなく、心の病気や認知症になる可能性も高まります。外出することが億劫にならず、人を招きやすいような玄関作りは、心と体の健康を保ち、人間関係を豊かにするための重要なポイントです。

 

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